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鍋がih対応かどうか見分け方は磁石で解決
●鍋底に磁石を近づけてみてくっつく鍋はIH対応鍋
新築の物件に入居が決まって、調理の熱源がガスからIHに変わったという人も多いでしょう。
ガスは、鍋の種類に限らずほとんどの素材で使うことが出来ますが、IHヒーターは電気の熱で鍋を加熱するため、IHヒーターに対応している鍋などの調理用具を使う必要があります。
今までガスで使っていた鍋がIHで使えるかどうかということは知っておきたい情報ですよね。
IHヒーターは、そもそもガスのように本体自体が熱くなるのではなく、IHヒーターの内部にある磁力を出すコイルが、鍋底の金属と反応して電気の流れを作り出すことで、鍋のみが熱くなります。
そのため、磁力に反応する鍋底かどうかということが、IHで使えるかを決めるのです。
磁力に反応するということは、つまり磁石を鍋底に近づけてくっつくということです。
また、お手持ちの鍋の底を見て簡単に判断することは出来ます。
鍋底がアルミ素材や金色の銅素材の鍋は、IHヒーターとは反応しないため、使用できないので、注意が必要です。
新品で売られている鍋には、IH対応のシールの有無で対応の鍋かを判断することが出来ますが、もしシールが貼られていなくて判断できない場合は、店員さんに直接確認すると良いでしょう。
また、ネット通販には、商品の説明が詳しく記載されています。
特に鍋の場合は、IH対応の有無は記載されていることがほとんどなので、ネット通販のページでも確認することができます。
ih対応の鍋か不安…見分け方はココ
●鍋底の形は平ら?丸い?でIH対応鍋を見分けることが出来る
鍋をあらたに買い替える場合は、IH対応の有無を調べてから買えば間違いはありませんが、今までガスコンロで使っていた鍋をそのまま使いたいということもありますよね。
ガスからIHに変わったからといって、全ての鍋を入れ替える必要はなく、ガスでもIHでも共通で使える鍋も多くあります。
鍋がIHに対応しているかどうかの見分け方は、磁石をくっつける方法が手軽で分かりやすい方法ですが、もっと簡単に見分ける方法もあります。
見るべきポイントは、鍋底の形です。
IHヒーターは、センサー部分が鍋に接することで、磁力を使い加熱します。
そのため、一般的な中華鍋のような丸い鍋底では、センサーにしっかり接することが出来ないため、IHでは使えない鍋ということになるのです。
鍋底が平らであるということはIHで使えることの基本的な条件です。
一見平らに見える鍋底でも、長期間に渡って使っていると鍋底が焦げ付いたり、凹凸が出来るなどしてIH対応鍋であっても、加熱時にエラーになってしまうこともありますし、小さめの鍋もセンサーに反応せずにエラーになることも。
このようにIH対応だからと言っても使えないこともあるので、注意が必要です。
ih対応鍋は見分け方も大切ですが対応できるかもチェックが必要です
●ビルトイン型IHヒーターと卓上型IHヒーターで適応するボルト数は違います
IHクッキングヒーターは、電気を発生させることによって鍋底を加熱します。
そのため、使うクッキングヒーターの使用電力に対応した鍋を使用するということもIH対応鍋を選ぶ時には考慮する必要があります。
キッチン埋込式のIHヒーターの場合は、一般的に200ボルトが上限です。
このIHヒーターで使用する鍋は、200ボルトで使用出来る鍋です。
100ボルト対応鍋を200ボルトのIHヒーターで使ってしまうと、鍋底が熱で溶けてしまう可能性もあるので、適した鍋を使うことが大切です。
コンパクトな卓上タイプのIHヒーターの場合は、ほとんどは100ボルトが上限なので、それぞれの器具に対応した鍋を選ばなくてはいけません。
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鍋を新しく買い替える時には、IH対応鍋ということだけではなく、対応するボルト数も併せて確認してから購入するようにしましょう。
ih対応の鍋を買うときにはSGマークがあると安心
●SGマークが付けられた商品とは
IHクッキングヒーターを使う家庭は、ガスにはまだ及ばないまでも、徐々に増加傾向にあります。
家で使用する光熱費をすべて電気で賄うオール電化住宅が増加しているということも背景にあるでしょう。
IHに対応する鍋は、一般的にステンレス製やホーロー製、鉄製の鍋です。
逆に、IHで使えない鍋は、アルミ製や土鍋、銅鍋などです。
ただ、見た目がステンレス製だからと言って安心して使うと、実は鍋が多層構造になっていて中の層にアルミが使われていて使えないということもあります。
反対に、土鍋でもIH用のプレートが付いていればIHで使うことが出来ます。
IH対応の鍋を新しく買う時には、IH対応の可否も選ぶ時には基準になりますが、SGマークが付いている物を選ぶということもおすすめです。
SGマークとは、一般財団法人安全協会があらかじめ設定されている基準を満たして合格した物に付けられるマークのことです。
消費者がその商品を使う時に、安全に使えますよという証明ともなります。
鍋だけではなく家具や幼児が使うものなど、生活に使う物に付けられます。
ih対応のお鍋を火にかけるには気をつけましょう
●火力で鍋底以外が炙られることも
転居や新築、リフォームを機に熱源がガスからIHに変わったという人は多いと思いますが、反対にIHからガスに変わったという人もいるでしょう。
この場合は、使う鍋に注意が必要です。
IH対応鍋は、鍋底がIHに対応している素材になっているということです。
鍋底に磁力を発生させて温めるIHと、火力で鍋全体を温めるガスでは加熱の仕組みがそもそも違います。
結論から言うと、IH対応の鍋をガスで使うことは出来ますが、加熱する時には注意が必要です。
ガスを強火にして勢いよく鍋を熱すると、鍋の取手部分まで火で炙られ、樹脂が溶けてしまうこともあるのです。
IH対応鍋をガスで使う時には、適度な火力で使うようにしましょう。