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水筒で持ち歩く美味しいお茶の作り方・水筒のお茶がまずくなる原因
水筒に入れたお茶の味が、時間の経過と共に劣化する感覚を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。
急須で入れたお茶なのに、まずいとはどういう事?と思ってしまいますよね。
水筒に入れると味が落ちてしまうお茶の代表が「緑茶」です。
ちなみに、私は以前温かい緑茶を水筒に入れて持ち歩いていましたが、この味の劣化と変色が気になって、緑茶をやめた1人です。主人は全く味の変化に気が付かないらしく、相変わらず緑茶を入れて持ち歩いていますが…。
緑茶に含まれる抗酸化物質は、酸化することで「苦味」や「渋み」「変色」の原因になります。
緑茶の酸化は、緑茶が温かい状態の時に起こりやすいので、保温機能のある水筒に入れて緑茶を持ち歩く場合には、この現象は防げません。
緑茶がなくなるまでの間、お茶の酸化は進み続けるのです。
水筒の管理方法も大切です。
水筒は毎日中身を処分し、食器用洗剤できれいに洗います。
お茶を継ぎ足して使っていたり、毎日軽い水洗いのみで済ませていたりする場合には、お茶に雑菌や洗い残した茶渋などが混ざってまずくなる場合もあります。
美味しいお茶を水筒に入れるためには、お茶の種類や入れ方、水筒の衛生面などが大切なポイントになるのです。
美味しいお茶の作り方!水筒で持ち歩くときは低温で持ち歩こう
水筒に緑茶を入れて持ち歩く場合には、温かい緑茶ではなく、「冷たい緑茶」にするのがおすすめです。
酸化した緑茶を飲むことで、体に害が及ぶことはないようなのですが、味の劣化は避けたいですよね。
冷たくした緑茶は酸化がしにくいので、冷やして持ち歩けば1日中美味しい緑茶を楽しむことができますよ。
●急須で入れる場合
急須で入れた緑茶を冷やす場合には、お茶の濃度を濃くしなければなりません。
水筒の注ぎ口まで氷を入れたら、濃くしたお茶を急須で注ぎましょう。
濃い目にしておけば、氷が溶けても味が薄まることはありません。
●水出しの緑茶を使う
前日から冷蔵庫で緑茶を水出しして冷やしておきましょう。
当日の朝、水筒に詰め替れば出来上がりなので、簡単ですね。
水筒に緑茶を入れるなら、冷たい緑茶が一番です。
しかし、温かい緑茶が飲みたい人もいますよね。
温かいお茶を酸化させないための方法を次に紹介していきます。
水筒のお茶の作り方・酸化を防ぐためにクエン酸やレモン汁を利用
水筒に入れた温かい緑茶を酸化させない方法は2つあります。
まず1つ目は、抗酸化作用がある食品を使用すること。
「レモン汁」や「クエン酸」には、この抗酸化作用があるので、お茶に混ぜることで緑茶の酸化を遅らせることが可能です。
ただし、レモン汁やクエン酸は酸っぱいです。
入れすぎてしまうと、緑茶そのものの味が失われてしまいますので、緑茶の味が変わらない程度に加減をする必要があります。
水筒の大きさにもよりますが、「一滴」だけで十分です。
味の変化を確認しながら、ちょうど良い分量を探してみて下さい。
ちなみに、味がわからないうちの主人に試した所、やはり味の劣化の違いには気づきませんでした。しかし、残った緑茶を処分する際、いつもは茶色い緑茶の色が、緑色に保たれていましたので、効果はあるように思います。
水筒で美味しいお茶を飲みたいときの作り方!水出しのお茶やティーバッグを利用
温かい緑茶の酸化を防ぐ方法の2つ目は、ティーバッグを利用することです。
水筒には、熱湯を注いで、温かいお湯だけを持っていきます。
そして、用意しておいたティーバッグを、飲む直前に入れて緑茶を作るのです。
一日に数回ブレイクタイムがある人の場合には、時間が経てばやはり緑茶は劣化してしまうので、飲む回数が増えるたびにお茶の味は落ちていきます。
しかし、飲む時間が決まっている人であれば、自宅から飲むまでの間の劣化が防げるので、その場で入れたての緑茶の味を楽しむことができますね。
職場にロッカーがある人は、緑茶のティーバッグを多めにストックしておくと良いでしょう。給湯室やウォーターサーバーがある職場であれば、ティーバッグさえあれば、いつでも入れたての緑茶が美味しく飲むことができますよ。
私は、お湯がある職場に勤めていた時には、ティーバッグのお茶を飲んでいた派です。
緑茶、ほうじ茶、玄米茶と、ティーバッグになったお茶にもいろいろな種類があるので、その日の気分に応じて好きなお茶をチョイスできるのが良かったです。
水筒でお茶を持ち歩くときは酸化しにくいお茶を選ぶのもおすすめ
どうしても緑茶が飲みたいという方の場合には、これまで紹介した方法の中から、自分に合ったものを試してみて欲しいのですが、こだわりがないという方は、持ち歩くお茶の種類を変えてみるのも1つの手です。
ルイボスティーや麦茶、烏龍茶などは、温かくして飲んでも美味しく楽しむことができますし、酸化もしにくいです。
妊娠してから、ルイボスティーを飲む機会が多くなりましたが、始めは気になっていた独特のにおいや味も、今では美味しく楽しむことができ、お茶の中では一番好きな種類になりました。
ダイエットの目的で烏龍茶を飲んでいたり、ノンカフェインで子どもにも嬉しい麦茶を常備していたりする家庭も多いでしょう。
お茶は緑茶だけではありません。
美味しい緑茶は入れたてが一番。
水筒に温かいお茶を持ち歩くのであれば緑茶は諦めて、味が劣化しない、美味しく楽しめる種類のお茶にしてみてはいかがでしょうか。