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料理を始める時に一番最初に揃えたい道具
料理を始めるには、まずは最低限、必要な道具を用意しなくてはなりません。一番最初に用意をしたい道具が包丁とまな板です。包丁は料理をするときに必ず使いますし、他のもので代用することができません。
包丁にもいろいろな種類があり、材質の違いもあり、価格の幅も広いです。これから料理を始めるからと意気込んで、出刃包丁や菜切り包丁、パン切り包丁、ペティナイフなど全てを揃えるとなると大変です。特に料理初心者ならまずは包丁で切ることに慣れることからスタートです。最初は三徳包丁を1本、用意してください。三徳包丁ならたいていの食材に使うことができます。材質はステンレスのものがおすすめです。ハガネの包丁はサビが出やすいので扱いも大変になりますが、ステンレス包丁は手入れが簡単で一般家庭でも多く使われているタイプです。
料理初心者向けの包丁はステンレスの三徳包丁で、価格も3000円前後のものを選ぶと良いでしょう。
まな板を選ぶときは、調理をする台の広さを考えてください。大きくて厚みのあるまな板は食材を切りやすいですが、まな板を置いたときにキッチンの作業台に空きスペースがないと、切った食材を置いたり他の調理道具を置くスペースがなくなり不便です。小さすぎても使いにくくなりますので、適度な大きさを選ぶようにしてください。
初心者の場合は、自宅のキッチンのスペースを考えてサイズを選び、1センチ程度の厚みのポリエチレン製のまな板がおすすめです。あまりに厚みのあるまな板だと重たく、木製は手入れが大変になります。
料理を始めるのに必要な道具はやはりフライパン。フタもあると便利
フライパンも必ずひとつ用意しておきましょう。フライパンは食材を焼くときに使うイメージがありますが、ある程度深さのがるフライパンだと煮たり茹でるときに使うこともできます。フライパンひとつあれば、ある程度の料理を作ることができます。
フライパンは一人暮らしでも少し大きめのものを選ぶようにしてください。24~26センチ位のものが丁度良いです。ある程度の深さがあると煮物などに使うことができますし、多めに作って作り置きをするときにも便利です。
鉄製のフライパンは格好良く見えますが、初心者なら樹脂加工のフライパンがおすすめです。鉄製は手入れが大変で、使い始める前にも油ならしなどが必要になってしまいます。樹脂加工のフライパンはすぐに使うことができ、手入れも簡単で、食材が焦げつきにくいので失敗も少なくできます。ただし、樹脂加工のフライパンは使っていくうちに表面に施された塗装が剥げてきたら買い換える必要があります。
自宅がIHクッキングヒーターの場合は、IHに適応しているかどうかも確認してください。
フライパンはフタもあると便利です。フタは別売りしている場合が多いので、フライパンのサイズに合ったフタを選んでください。フタがあるとフライパンで煮物を作ったり、蒸し焼きをしたり、厚みのある食材に火を通すときにも便利です。目玉焼きもフタがあった方が美味しくできます。
料理を始める道具に鍋もかかせない。2種類あると便利
フライパンの他に鍋も用意すると便利です。お味噌汁やカレーは鍋に作っておき、食べる前に温めたりできますよね。フライパンで他のおかずを作るためにも、鍋も2つくらい用意しておくと良いでしょう。
鍋には両手鍋と片手鍋があります。片手鍋は長い持ち手が1つついている鍋で、両手鍋は小さめの持ち手が2つついている鍋です。片手鍋は小さめのものを用意して、両手鍋の方は少し大きめのものを用意すると便利です。
片手鍋はゆで卵を作るときやインスタント麺、野菜を茹でるとき、少量の味噌汁を作るときにも便利です。多めに作っておきたい煮物やカレーなどは両手鍋を使うと良いでしょう。パスタなど麺を茹でるときは一人分でもたくさんのお湯を使いますので、大きめの鍋も必要になってきます。
鍋も材質などによってはIHでは使えない場合もありますので、確かめから購入するようにしてください。
他にも料理をする時に用意したい道具
他にも用意しておきたい道具があります。最低限必要な道具を揃えておき、実際に料理を始めてみて必要なもの、あったら便利だと思えるものを足していくようにしましょう。
ボウルとザルは必要です。ボウルは大きいサイズと小さめのサイズなど、大きさを変えて用意していおくと使いやすいです。ザルはひとつでも良いですが、金属製のもので目の細かいものを選ぶようにしてください。金属製だと熱に強いので、茹でた麺や野菜にも使えますし、揚げ物をしたときは油切りにも使うことができます。
おたまやフライ返し、菜箸なども必要です。おたまはステンレス製がおすすめですが、シリコン製なら深みのあるものを選んでください。薄くて弱いものは使っていくうちに変形してしまうことがあります。しっかりとした作りのものを選ぶようにしましょう。
フライ返しにはいろいろな素材がありますが、シリコン製がおすすめです。金属製だとフライパンを傷つけてしまうことがあります。シリコン製や樹脂加工のタイプを選ぶようにしましょう。
料理がしやすくなる道具も紹介
料理初心者なら、計量カップや軽量スプーンは必要です。料理に慣れるまでは調味料や食材の分量もきちんと計ってから作ると、失敗も少なく美味しく出来上がります。計量カップと軽量スプーンの他に、クッキングスケールスケールやキッチンタイマーもあると良いでしょう。
ピーラーは野菜の皮を簡単に向くことができます。包丁を使い慣れていないうちは皮むきも大変で、怪我をしかねません。ピーラーも用意しておくと安心です。
他にはおろし器、泡立て器、網じゃくしがあると良いでしょう。おろし器は大根おろしを作るときの他、生姜やにんにくをすりおろしたり、レシピによっては野菜をすって使うこともありますので、すぐに必要になってきます。泡立て器や網じゃくしはなくても困りませんが、持っていた方が便利です。
保存容器もいくつか用意しておくと良いです。多めに作って保存しておくと、次の調理の時に使ったり、忙しいときにも助かります。冷凍することもできて電子レンジにも使える保存容器がおすすめです。
料理も最初のうちは時間がかかったり失敗することもあるでしょうが、何度も作っていくうちにコツを覚えて上手に作ることができるようになります。ぜひ、毎日続けてみてくださいね。