マグカップはオーブンで使っても大丈夫?耐熱容器とは
マグカップをオーブンで温めたい場合、そのマグカップが「耐熱」のマグカップであれば問題なく使う事が出来ます。
食器売り場へ行くと、耐熱と記載されている食器と耐熱ではない食器がわかるように区別されて販売されています。
やはり区別されているのにはわけがあり、耐熱ではない食器をオーブンで使うと、高温に耐えきれずに破損してしまう可能性が高いです。
耐熱となっている食器は、その高温に耐え抜く事が出来るように製造されていますので、安心して使うことが出来ます。耐熱ではない食器とは原料が違うのです。
マグカップでケーキを焼く場合、高温に置く時間が数十秒ではなく数十分となってしまいますので、耐熱対応のマグカップではない場合、危険です。
なんとも無いと思い食べ始めてみると、内部ひび割れが起こり、その破片がケーキの内部へ入り込んでしまっている可能性も考えられます。
口に入れるものですから、人体への影響がないように安全には十分配慮したいものですね。
どこで判断できる?マグカップはオーブンでも使えるか
耐熱であるかそうではないか、その違いはマグカップに使われている原料がわかれば判断する事が出来ます。
通常の耐熱ではない食器は、高温に入れると僅かながら食器自体が膨らみます。それによって破損してしまうのです。
そして耐熱対応の食器は、膨らみにくい原料の「ペタライト」を元に製造されています。
ですが一般的に、よほどプロでは無い限り、見た目だけでそのマグカップが耐熱であるのかを判断する事はできません。
ですから頼りになるのは購入時に、マグカップに耐熱のラベルがついていたのかどうか、という点です。もし購入時にラベルがない場合には、それは耐熱に対応していません。
(オーブン不可と記載されている場合もあります)
わからない場合には、試しに使ってみてはいかがでしょうか?などと無責任なおすすめは出来ません。
わからない場合には、マグカップ以外で家に耐熱対応の容器があれば、その食器を使うのがやはり安心かと思います。
オーブンでマグカップを使っても大丈夫かどうかを確認して購入しましょう
先程も少し触れましたが、食器の中には「耐熱」とラベルが貼っているものもあれば、「オーブン可」「オーブン不可」と記載されていたり、ラベルがついている場合もあります。
この場合、やはり使い始めに商品の耐熱対応具合をしっかりと確認しておくことが大切です。
マグカップの場合も、電子レンジは使えるけれどオーブンには使えないといった場合も多いです。
電子レンジ対応可の場合、耐えられる温度はおよそ140℃程度です。そしてオーブン対応可となっている食器は高温の300℃まで耐えられるように製造されています。
オーブンとレンジでは、対応可と記載されていても耐えることが出来る温度にはかなりの差(およそ2倍)がありますので、電子レンジが使えてもオーブンには使えないというものも多いのです。
耐熱のマグカップでよく見かけるのは、耐熱ガラスで作られたマグカップです。
シンプルに透明なものもあれば柄が施されたマグカップもあります。
耐熱とは思えないほど薄くて軽いものも多いですね。また、透明で中身が見えるので、綺麗な色の紅茶やハーブティーを飲む時にも、お茶を注ぐだけでテンションが上がってしまうのではないでしょうか。
これから耐熱のマグカップを探すという場合には、豊富な種類の中から、ぜひお気に入りのマグカップを見つけてみて下さいね。
オーブンに使える耐熱ガラスの耐熱温度差について
オーブン可、耐熱と記載されているガラス製の食器でも、その温度には限度がある耐熱ガラスもあります。
商品によっては「耐熱温度差」について記載されている食器もあります。
私が持っている「耐熱温度差」についての記載がある容器は、耐熱ガラス製のプリンカップでした。購入時のラベルには「耐熱温度差120℃」と記載されていました。
調べてみると、その耐熱温度差とは12度の高温までOKという意味ではありませんでした。
「温度差」ということですから、高熱になっている状態の時と、その容器を冷やす時の温度差の事を表している事がわかりました。
確かに、オーブンを使って作るプリンの場合、高温で蒸し上げてからしっかりと冷蔵庫で冷やすという工程があります。
その場合の温度差が、記載されている温度内であれば容器が破損する事無く安全に使う事が出来る、ということなのです。
見逃しがちですが、とても大切な情報でもあります。
耐熱ガラスの食器を購入した時には、どのように使えば安全なのかを、まずは確認してみて下さいね。
マグカップをオーブンで使えるか迷ったときもコレがあれば大丈夫
カップケーキなどを焼く時に、型がないけれどマグカップで焼くことができるのでは無いかと、思う時もあります。
ですがマグカップが耐熱ではない場合は、上記の通り使うことができません。
そこで型の代わり、マグカップの代わりに使えるアイテムがありますので紹介します。
●マグカップが使えない時は「紙カップ」を代用品に
紙カップは、紙で出来たお菓子の型です。マドレーヌ型やマフィン型、シフォンケーキやパウンドケーキの型など、種類豊富に販売されています。
こちらは紙ですので、柔らかくなり型崩れしたり、燃えてしまうのではないかと不安になり、敬遠していた人もいるのではないでしょうか。
ですが紙製のカップは型崩れも起こさず、燃えることもなく綺麗にオーブンで使うことが出来ます。
オーブンを使う時のレシピでは、温度は高くても250℃程である事が多いです。紙が燃える温度の目安はおよそ290℃ですので、この範囲内であればオーブンでは自然に燃えだすという事が無いので安心して使うことが出来るのです。