耳は風呂でしっかり洗うべき
●「耳」は意外と洗うのを忘れてしまう部分
日本は世界的にも有名な温泉大国です。
足を伸ばせばあちこちに有名な温泉が湧き出ている日本。
そんな日本に暮らす日本人にとって、お風呂でお湯につかるということは、体を清潔に保つという目的もありますが、一日の疲れを取ってリラックスするという意味もある大切なことです。
毎日お風呂に入ることを日常的な習慣にしている人も多いのではないでしょうか。
髪や体を綺麗に洗って垢を落とすというのは、さっぱりして気持ちが良いですし、体を綺麗に保つことは日本人にとってはマナーに当たりますよね。
でも、しっかり洗っているつもりでも意外とちゃんと洗えていない部分もあります。
それが「耳」です。
耳は耳かきして掃除をすることはあっても、お風呂では意外と洗い忘れてしまう部分ですが、実は汚れが溜まりやすい部分でもあります。
耳の中はフラットではなく凹凸があります。
そして、耳は皮膚で出来ているため、他の場所と同じように汗もかきます。
そのため、耳も他の体の場所と同様、しっかりと洗うことが大切なのです。
風呂で体を洗うときに耳も一緒に洗いましょう
●体をあらうついでに洗う”ついで洗い”がおすすめ
耳をしっかり洗うといっても、どのように洗ったら良いのか分からないということもありますよね。
耳は、体を洗う時に一緒に洗う”ついで洗い”がおすすめです。
体を洗う時は、ボディソープなどの石鹸を使っている人が多いですよね。
耳を洗う時も、同じボディソープで指を使って耳をしっかり荒いましょう。
耳には、凹凸がありますので、特に凹部分に溜まっている汚れは指の腹を使ってしっかり落としましょう。
耳にボディソープを付けて洗った後は、弱めのシャワーで石鹸成分が残らないようにきれいに流します。
耳の穴から水が奥に入らないようにするために、きれいに洗った指を耳の穴に入れてシャワーをかけるようにする方法もおすすめです。
風呂で耳を洗うのが怖い人向けの対処法
●濡らして絞ったタオルを使って耳の汚れを拭き取る
耳を洗わない習慣がある人の多くは、子供の時に耳に水が入らないようにと言い聞かせられてきたことが原因ということもあります。
水泳の時などに耳に水が入ったら聞こえにくくなりますよね。
耳に水が入ったまま放置してしまうと、耳が炎症になり中耳炎や外耳炎という耳の病気を引き起こしてしまうこともあります。
そのため、耳を洗うという習慣がないという人は多いようです。
でも、耳に水が入っても仕上げにきちんと拭き取れば問題はありません。
体を洗うのと同じようにボディソープや石鹸を耳に付けて洗うのは抵抗がある人は、濡らして固く絞ったタオルを使って耳を洗うことがおすすめです。
タオルで、耳の中や耳の裏側、そして耳たぶのひだを指でしっかりと拭き取ります。
石鹸やボディソープを使う場合も、シャワーでさっと耳にかけた後、タオルで拭き取るか、石鹸の泡をタオルで拭き取ると耳の汚れが取れます。
耳を洗わないでいるとニオイの原因にもなる
●耳の裏は特に汚れが溜まりやすい
毎日お風呂に入っているということで、体は清潔になっていると満足しているという人も多いのではないでしょうか。
でも、毎日お風呂に入っているのに、なんだか体が臭うという場合、耳が原因という可能性もあります。
耳を洗わずにいると、耳から嫌なニオイがしてくることもあります。
特に、耳は穴が空いていて皮膚に凹凸がある構造上、耳の奥に溜まった汚れは、洗わないと残りやすく、そのまま放置していると耳の汚れが原因で嫌なニオイがしてくることも。
そして、耳の裏側も汗や皮脂の溜まりやすい場所です。
耳掃除はよくしていても、耳の裏側まで掃除する人は少ないでしょう。
溜まった汚れからはニオイが出て、誰かと話しをしている時などには耳の位置的にニオイが相手に気づかれやすい傾向があります。
会話している相手から「この人、なんだか臭いな…」なんて思われていたら、ショックですよね。
そうならないためにも、お風呂に入る時には耳を忘れずに洗うようにしましょう。
耳を洗った後は水分を優しく取りましょう
●耳の中をタオルを使ってやさしく拭き取る
耳の中に水が入ると、音が聞こえづらくなるなど違和感が出ますよね。
耳に水が入って「ボワーン」と聞こえたことがあるという経験をした方も多いのでは?
耳を洗う時は、弱めのシャワーや濡れたタオルで行うので、適切な洗い方であればボワーンとなることはありません。
洗い終わった耳に水分が残っているなと感じたら、タオルを指にかぶせて耳の中を軽く拭きましょう。
耳の中は、体の他の場所の皮膚よりも薄い皮膚で出来ているため、強い力で擦るのはNGです。
特に、入浴後は水分で皮膚は柔らかくふやけた状態です。
耳の皮膚は、デリケートに扱うようにしましょう。